動物が好き、犬が好き、猫が好き。よく耳にしますが、その「好き」には、それぞれの深さがある。また、「好き」だからたくさん飼う人もいれば、「好き」だからこそひとつの命にしっかりと向き合おうとする人もいる。
「あき」のような外見やサイズ、比較的警戒心の強い犬(保護犬)を飼っていると、本当に様々な人たちに出会う。
犬が好きなんだ、と近づいてきても、「あき」が警戒して「ウッ」というと、前進を止める人。
犬が「ウッウッ」というと、それに合わせてなぜか同じ「ウッウッ」で返す人。
咬みませんか~?と尋ねて、ゆっくり近づいてくる人。
サングラス+マスク+帽子+手袋。めちゃくちゃ怪しい姿で「触ってもいいですか」という人。
吠えられても唸られても、何事もなかったように、とにかく触って慣れちゃう人。
警戒心からくる「吠え」や「唸り」に「恐怖」を感じてしまう人。
「好き」なはずの犬に、自分が受け入れられなかった時、私たちは何を思うのだろう。
すべての犬が人に対して寛容であるわけではない。そんなことは誰でもわかっているはずなのだが。