いろいろなトレーニングがありますが、こちらの意図する最終的な結果に一足飛びにたどり着くのは難しいものです。やはり段階的に目標を定めて、1つひとつステップアップしていくのが確実で最短だと思います。今日は散歩の第1目標「外に出る恐怖感を取り除くこと」。
大きな自動車や電車、意味不明な大騒音など、外には危険がいっぱい。人工物だけではない。犬や猫、挙動不審な人間なども、恐ろしくて、どうしたらよいのか分かりません。それらを目の前にして、犬に丁寧に接することで、落ち着いていられるように経験を積ませてあげます。ここで大切なことは、その対象に対して飼主が決して動揺しないことです。また「怖いねぇ」とか「嫌だねぇ」などといった、犬への同情心も禁物です。基本的には無言でよいのです。飼主が堂々としているその態度を見て、犬は安心感を抱きます。どちらかと言えば「しっかりせんかい!」くらいの気持ちでいることが大切です。対象を前にして、お腹を出して横になれたら完璧、目標達成です。